ツニーミュージックのブログ

ツニーミュージックの公式ブログです。

とあるサークルとのコラボ作品から② 「深い森の魔女」~石井務

 次に取り掛かったのが「深い森の魔女」。この作品は、先に歌詞が完成していました。ヘンゼルとグレーテルの魔女は、本当はやさしい人だった。魔女の視点からこの作品を描いた。という歌詞のコンセプトでした。私は、西洋の魔女ならば、オーケストラ作品にしようと思い作曲を開始しました。標題音楽ですね。冒頭は未明の深い森の中。ベースとバイオリンが奏でる森の和音に、フルートが孤独のライトモチーフ。次第に明るくなり、目の前にお菓子の家が登場する、というイメージ。一番はお菓子の家の前で作業しながら、不気味で悲しく、やさしい魔女を表現しました。二番は鳥につれられてきた子どもたちと家族になりたいと願って、月を見上げる。想像の中で楽しい家族生活を思い描くシーンは、ワルツにしました。こうして、めったに作曲しない私の代表作ともいえるオーケストラ作品が完成したのです。サークルのミキシング担当者に提出したあとは、Skypeで細部に亘って細かい注文を付けました。こうしてCDが出来上がったのです。

 しかし、順風満帆とはいきません。人生はそんなもんです。M3常連だった、依頼してきたこの音楽サークルがどういうわけか頓挫しました。はじめのうちに数枚CDが売れただけで、この作品は入手困難になってしまったのです。「これでは作品がお蔵入りになってしまう。作品も私もかわいそうだ。」

 サークルが頓挫した以上、著作権は作者にあると考えました。作詞者さんと歌い手さんに許可を得て、動画を制作することにしたのです。サークル色を出さず、曲のイメージで絵師さんを探しました。良い時代になりましたね。最近は「ココナラ」というものがあります。私がイメージした、物語の挿絵風に描いてくれる絵師さんを見つけたのです。細かい注文も聞いてくれて、絶対に割に合わないような価格で描いていただきました。魔女の肖像は、「優しく、不気味で、悲しい」という注文に見事の応えてくれました。ちなみに、魔女が手にしている花は「マトリカリア」、花言葉は「集う喜び」。花は絵師さんのアイディアです。

 こうしてこの作品がYouTubeにアップされ、日の目を見ることができたのです。

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「深い森の魔女」 歌詞 

 作詞:Ayu  作曲・編曲:石井務

 

木が覆う地 ひとりで生きる

森の外では食べ物がないと

だから作ったの お菓子の家を

足が棒になり 迷ったときは

この家を食べて ゆっくり眠って

歓迎するよ 癒しの魔法で

この世の王は 苦しいことから

目をそむけては 魔女のせいにして

逃れ逃れて 深い森の中

魔女とわかれば 皆いなくなる

幸せの魔法 笑顔の魔法

寒さも飢えも なくしてあげる

傷つけはしない 誰かの笑顔で

癒されたいと 満月に祈る

 

ある日小鳥が 連れてきた子供

夢中で食べる 二人を見守り

お話ししたいと 勇気をだした

驚く二人に 正体隠して

温かいミルク 温かいベッド

笑顔がおどる 久しぶりの時

逃げてしまうの? 魔女とあかしたら

受け入れられる? ううん、言ってはダメ

もう一人には なりたくないけど

全てを話し 家族になれたら

 

怯える顔と くずれる瞳

求めたのは… 描いてたのは…

駆け出す背中 滲んで見えない

私は一人 深い森へ去る

 

プロフィール

石井務:長野県在住。福島県生まれ。ツニーミュージック作品全般で、編曲やミキシングを担当している。作曲も手掛け、「Fine ski holiday」「小さな紫色の花束に添えて」「飛べるよ、いつか」「ざくざく~二本松」などがある。また、てぃ~あいの名前で、「よい子に贈るよい子の歌集」ではコーラスを、「農民画家」ではチェロを担当している。

とあるサークルとのコラボ作品から① 「BLACK&WHITE」~石井務

 何年か前に、とあるサークルからコラボレーションのお誘いがありました。M3という音楽イベントで販売する、サークルオリジナルCDに曲を出してみないか、というものです。私はツニーミュージックの万馬研太朗さんの曲を趣味で編曲するのが主なので、楽曲提供の条件として、万馬研太朗さんの作品を1つと、私が作曲する作品を1つ入れてもらえるならば、という条件で出すことになりました。

 作品は、「不思議の国の音物語」というテーマで、それぞれがグリム童話をもとに作詞したもので曲を完成させるというものでした。万馬研太朗さんの作品は赤ずきんちゃんがテーマの「BLACK&WHITE」、私はヘンゼルとグレーテルがテーマの「深い森の魔女」に決まりました。

 「BLACK&WHITE」のほうは、すでに万馬さんが作詞作曲を済ませていたもので、このCD用に歌詞を少しだけ変更したものです。私は先にこの作品から編曲を開始しました。1番は黒なので、怪しいジャズ調にしました。2番は白なのでテクノポップ調にしました。大サビはありとあらゆる色に染め上げられるので、ジャズとテクノポップが融合するというコンセプトに。編曲を済ませて、サークルのミキシング担当者に提出。完成が速かったので、M3に向けた販売促進用の楽曲動画も、サークル専属のイラストレーターさんに描いていただきました。動画作成は、ツニーミュージックの動画師、彩玉プロダクツのツ兄さんです。いい仕事をしてくれました。この作品はすでにYouTubeで公開されています。

次回「深い森の魔女」、動画をYouTubeにアップロードしたらブログを書きます。近日公開予定。ただいま動画を制作中です。

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BLACK&WHITE」歌詞

作詞・作曲 万馬研太朗  編曲:石井務

 

黒が似合う女は いい女だなんて

狼の言葉信じちゃいけない お花摘む赤ずきんちゃん

大人気取り街を 歩いてるよりも

いつものお店 甘いスイーツ食べている 君が可愛い

僕の夢は君の事を

ありとあらゆる色で 染め上げてみたい

そしたらどんな君になるだろ きっと魅惑的な女

誰も見たことのない君に 生まれ変わるのさ

 

白が似合う女は 清純派だなんて

狼の言葉真っ赤な嘘だよ 食べられるぞ赤ずきんちゃん

煌く女の素顔が 思ったよりもギャップがあって

おどろくほうが 男は惚れてしまう

僕の夢は君の事を

ありとあらゆる色で 染め上げてみたい

 

君の夢を 僕が叶えよう

スポットライト浴びて さあ歩き出すんだ

そしたらみんな 君の虜さ

きっと世界一の女

誰も見たことのない君が 今飛び立つのさ

誰も見たことのない君が 今飛び立つのさ

 

プロフィール

石井務:長野県在住。福島県生まれ。ツニーミュージック作品全般で、編曲やミキシングを担当している。作曲も手掛け、「Fine ski holiday」「小さな紫色の花束に添えて」「飛べるよ、いつか」「ざくざく~二本松」などがある。また、てぃ~あいの名前で、「よい子に贈るよい子の歌集」ではコーラスを、「農民画家」ではチェロを担当している。

万馬研太朗福島県在住。多くの作品は福島や二本松を題材にして、演歌・歌謡曲・POPSの作詞・作曲を行っている。コミックソングも得意分野。演歌でも歌謡曲でもない、新しくもなく古くもない中間的なジャンルを提唱しており、中間歌謡曲と位置づけしている。すでに60作品以上YouTubeニコニコ動画で配信されているが、代表作は「滝桜」「花筏ハナイカダ」「黄昏のダンディ」「十三歳のサムライ」など。「イカニンジンの歌」は福島の地元アイドル「餃子っ娘ジュニア&ひとくち餃子」に提供され、CMソングにも起用されている。また、自ら撮影した動画や写真は石井朗の名前で彩玉プロダクツへ提供している。

 

オニヤンマの夏「かんのん丘陵」~万馬研太朗

 夏になるといつもラジオから流れてくる曲は、「♪君がいた夏は遠い夢の中~ 空に消えてった打ち上げ花火~」という曲。「夏祭り」だ。この曲が聴こえる季節になると懐かしく思い出す「ボクの夏」があります。それは「オニヤンマの夏」です。この思い出は、何か短い文章で童話みたいに書いてみたいと思っていたのですが、そんな能力も無いので、そのまま普通に書かせていただきます。

 子供の頃、ボクが住んでいたのは二本松市の「かんのん丘陵」の北側のふもと。南側はオモテ町、北側はカゲの町。南側には南小学校、北側には北小学校。その北小学校1年の時にボクとK君とS君は「かんのん丘陵」を越える大冒険に出たのです。南小学校で給食のおばちゃんをやっているというK君のお母さんに会いに行こうというのです。まったく道も無い森の中を滅茶苦茶に登って行くガキ共たち。下りは暗くて細くて怖い墓地の道を走り抜けて、やっとこさ南小学校に辿り着きました。三角巾をかぶったK君のお母さんは色白でとってもキレイな人で、ボクの母ちゃんとは全く別世界の人みたいで、無茶したボクたちを優しく叱ってくれました。こんな母ちゃんだったら何でも言う事をきくのに、と思ったボクでした。

 「オニヤンマの夏」は6年生の時の事。夏休みも近いある日、クラス1番のおボッチャマが虫カゴに入れた立派なオニヤンマを学校に持ってきて自慢しているのです。それをどうやって捕まえたのかと聞くと、朝早く北小学校の前の小川で羽化したのを採ったというのだ。「えっ!」そしたらこのオニヤンマは生まれて一度も空を飛ぶ事なく死んじゃうんじゃないの!

「放してやれよ!」

「いやだ!」

「かわいそうだろ‼」

「くやしかったらお前も捕ってみろ‼」ケンカになりました。

 その頃の時代にはキャッチ&リリースなんて言葉も無くて、鳥モチで捕ってベタベタの蝉を何匹も虫カゴに入れている奴もいて、かわいそうに思ったものです。ボクは従兄弟のY君と沢山の蝉を採っても、叔父さんに言われたとおりに最後に全部放すのがカッコイイし、楽しく終わる儀式みたいに思っていました。そんなボクには、カゴの中で死んでいくオニヤンマは哀しくてなりません。

 どうしたらいいんだろう。そして、ボクは決心しました。朝早くまだ暗い4時前に起きて、北小学校の前の小川で羽化するオニヤンマを1匹残らず全部採ってやる!誰かに捕られてカゴの中で死ぬなら、その前にボクが全部採ってしまえばいいんだ。家の前には大きなツツジの木がある。そこにズラッと止まらせて、羽が固まって青空に飛び立つまで守ってやるのだ。保育所の頃、誰よりも大きな声で歌って大好きだった歌「トンボのメガネ」を口ずさめば胸が熱くなります。

 羽化したばかりのオニヤンマは白っぽくて、とてもデリケートです。優しくつかまなければ羽を傷つけてしまいます。が、オニヤンマは掴まっている枝をはなしたら命とりなので必死につかまっています。優しくも、無理やりに引き離したら、手に持った1メートルぐらいの長い草を横にして止まらせます歩く時はゆっくりゆっくり、なるべく揺らさないように。初めての朝は4~5匹だったでしょうか、もうドキドキの体験です。こうして毎日ツツジの木に止まらせておくと、9時から10時頃に飛び立って行きます。おばあちゃんも心配して見ていてくれて、学校から帰ると「今日も元気に飛んで行ったよ。」と教えてくれます。曇りの日は特に心配で「1匹だけなかなか飛んでかなくてな、それでもお昼過ぎたら飛んで行ったよ。」そう聞けば、ほっとするボクでした。毎日毎日、最高記録は1日に15匹だっと思います。

 後に大人になってからの事。先輩のKYさんが中学生の時に、「こ~んな長い草にスゴイ数のオニヤンマをぶら下げているとんでもないガキを見たことがある。」と言うのです。「それ、このボクです。」と言ったら、「オマエか~~!何であんなに捕っていたんだ?」実は~かくかくしかじかで、と説明すれば、「お前ならやりそうな事だな!あの頃は良かったな~。今はもうあの小川はとっくの昔にコンクリートで蓋をされて歩道になっちまって、オニヤンマなんて1匹もいないよ。」

 でも、去年の夏に「かんのん丘陵遊歩道」で見たオニヤンマは、どこか近くの川で生まれたはずだから…。もしかしたら、あの夏にボクが守った(と思っている)100匹以上のオニヤンマたちのDNAを受け継いでいるかも知れないのだ。ずっと心の中で大切にしているボクの思い出「オニヤンマの夏」です。

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歌詞 かんのん丘陵 

君の町と僕の町を隔てている かんのん丘陵が無かったら

この町はもっともっと発展した ジイさんはいつも言ってる

だけど僕はこの山々走り回って 育ってきたんだ 大好きさ

うさぎ追いしあの山ふるさとさ 心の宝物さ

都会の暮らしに 疲れたら帰りたくなる

ショウコン山で昔歌った フォークソングが聴こえる

安達太良山に沈む夕日に 初恋の君を想い

涙流したあの頃が まるで昨日のように

 

オモテ町とカゲノ町と呼んでたのは もう昔の事だろう

この町は若者が創るんだと 頑張ってる友がいる

だけど僕はこの街を逃げ出して 好きな事して生きている

後ろめたさ感じて ふるさとに申し訳ないのさ

このごろ時々 綺麗な夢を見る

遊歩道に君が奏でる フルートが流れた

暑中見舞いに君は今でも 独りで暮らしていると

帰ろうか 今すぐに 君に会えるのならば

帰ろうか 今すぐに 君に会えるのならば

プロフィール

万馬研太朗福島県在住。多くの作品は福島や二本松を題材にして、演歌・歌謡曲・POPSの作詞・作曲を行っている。コミックソングも得意分野。演歌でも歌謡曲でもない、新しくもなく古くもない中間的なジャンルを提唱しており、中間歌謡曲と位置づけしている。すでに60作品以上YouTubeニコニコ動画で配信されているが、代表作は「滝桜」「花筏ハナイカダ」「黄昏のダンディ」「十三歳のサムライ」など。「イカニンジンの歌」は福島の地元アイドル「餃子っ娘ジュニア&ひとくち餃子」に提供され、CMソングにも起用されている。また、自ら撮影した動画や写真は石井朗の名前で彩玉プロダクツへ提供している。

音楽の都を目指して②~感動のステージへ 万馬研太朗

 「楽屋入りは10時です。」楽屋入りという言葉は、まるで芸能人になったみたいでドキドキしませんか。福島から電車で会場のある三春までは、郡山で乗り換えですが、ちょうどいい電車がありません。10時には間に合わないかな~と思いながら郡山駅に降り立てば……。目の前のホームには何と!「滝桜号」という臨時列車がドアを開け、ディーゼルエンジン音を響かせて私を待っているではありませんか。これはラッキー。
 もう、乗り込んだらすぐに発車です。桜でいっぱいの舞木(もうぎ)駅を過ぎて、次はもうすぐ三春駅だと思っていたら石井務さんからメールが来た!えっ、もう会場の三春交流館「まほら」に着いたってぇ。昨夜は郡山に泊まって、もう着いたって、早すぎゃしないですか。三春駅まで迎えに来てくれるというので、駅前に立っていると、来ました、来ました。昨夜の夢に出てきたキント雲のような黄色い車がスィ~っと、ゆるい坂道を下って来たよ。
 助手席の歌手の「しなの君子」さんも、笑顔いっぱいコンデションは良さそうです。ずっと車の中で『滝桜』と『花筏ハナイカダ』の練習をしてきたそうです。特に歌詞を間違えないように頑張って来たそうです。喉の調子も良さそうでで、良いパフォーマンスが期待できそうです。
 「まほら」駐車場に着けば、午後1時開演なのにもう満車?どっか空いてないかいとウロウロして係員さんに訊けば、もう、離れた駐車場しかないよ。「あの~、私たち今日のステージに出演する者ですが~」とお願いすれば「それでしたら、こちらへどうぞ」と、入り口にすぐ前のⅤⅠPスペースに案内してくれるではありませんか。さすがに「しなの君子」さんの、メイクとファッションは出演者のそれで納得です。                               
 いよいよ会場入りです。個人の楽屋は用意できませんが、と言われていましたので、案内されたのは大きな控室です。「三春夢音頭」の踊り手の皆さん、それを歌っている泰楽五郎さんの講演会の方々と、司会の渡辺奈々さんがいらっしゃいました。楽屋挨拶用に用意してきたのは長野銘菓「しなの日記」。歌手「しなの君子」がお配りするには、何てピッタリコンなネーミングでしょう。10個用意したので、これを皆様にお配りすれば話も弾むはずです。さすがマネージャーの良い作戦だと思います。
 最初に主催者の佐久間さんにご挨拶。泰楽五郎さんの後援会の方には、入口のコーナーで五郎さんのCDと並べて『滝桜』のCDを売って頂ける事になりました。ステージが終わってから、10枚のうち5枚ほど売れましたよ!一人の男性からはサインも求められて「しなの君子」さんは、ニコニコ笑顔で写真に写っていました。後援会の皆様、ありがとうございました。
 リハーサルは一番乗りで11時から。その前に「瀬口侑希」さんの、楽屋挨拶へ「しなの日記」を持って。本物の「瀬口侑希」さんは、とてもお綺麗な笑顔で
サインを3枚も書いて下さいました。そして一緒に写真も。いくら商売とは言え、こんなに優しくしてくれるお人柄に感動してしまいました。
 リハーサルでも音響さんにご挨拶。なんと、主任の方は若くて小柄でキュートな女性でして「しなの日記」を受け取れば、笑顔で「音」を出してくれました。『滝桜』のイントロが流れれば私もキンチョ―します。石井務さんがパソコンで作りだした音源はプロの本物にはかないませんが、なかなかいい音が出ていますよ。それは今まで何回かのホールでの大会で証明されていますので心配いりません。
 うん。今日は「しなの君子」さん、いい声が出ています。気持ちも入っていい感じ。あとは歌詞を間違えないで……、と思ったら石井務さんが両手で大きな×を出しました。ちょっと間違っただけで厳しい……。作詞作曲の私は自分で作った曲を歌っても間違えるので、何も言えずに上手くいく事を祈るばかりです。
 リハーサルを終えたら、今度は原田悠里さんの楽屋へご挨拶。私が行ったらもうサインを頂いて、みんなで記念撮影中。マネージャーさんもファンを気遣ってくれるいい人でした。この後の本番の原田悠里さんの「特攻の母~ホタル~」は圧巻でした。会場全体を涙に包んで感動の嵐でした。
この話を後日、お世話になっている前橋市の有名中古カメラ屋の社長さんに話したら、「君、それは凄いよ。僕は原田悠里さんのファンで、この前もNHKで見たよ。前座でもそんなステージに上がれるなら最高だね!」って褒めて頂きまして、たいへん嬉しく思いました。
そろそろ「歌手」は衣装に着替えてメイクの時間です。私は控室に用意して頂いた旨そうな弁当を食べ始めます。嬉しいです。踊りのお姉さんからは、漬物を頂いて、饅頭もセンベイもお茶も。こんなにして頂いて、三春の皆さんの優しさに感謝するばかりです。
ここでひょっこり石井務さんのお兄さんの昌弘さんが登場。まさか、ビックリしましたよ。今は亡き二人のご両親に線香をあげて「まほら」のステージの事を報告に行ったのですが、まさか三春まで来てくれるとは!「しなの君子」さんとも初対面。ここに私の弟、猪八戒役の埼玉ツ兄さんもいれば良かったのに。主催者の佐久間さんに紹介すると、さりげなくチケットを1枚差し出して。ぜひ観てって下さいと。カッコいいなあ。佐久間さんありがとうございます。
「しなの君子」のステージだけビデオ撮影許可をいただきまして、客席最後方にスタンバイ。石井務さんと2カメで撮影するかと思いきや、歌手に付きっきり
で舞台袖へ。ヒェ~私の1カメで全部カバーするの?ツ兄さんが来てくれれば良かったのにな~。もう本番、幕が上がりました。
ここからはYouTubeの「三春桜歌謡祭」 しなの君子スペシャルステージ「滝桜」「花筏ハナイカダ」をご覧下さいませ。

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プロフィール
万馬研太朗福島県在住。多くの作品は福島や二本松を題材にして、演歌・歌謡曲・POPSの作詞・作曲を行っている。コミックソングも得意分野。演歌でも歌謡曲でもない、新しくもなく古くもない中間的なジャンルを提唱しており、中間歌謡曲と位置づけしている。すでに60作品以上YouTubeニコニコ動画で配信されているが、代表作は「滝桜」「花筏ハナイカダ」「黄昏のダンディ」「十三歳のサムライ」など。「イカニンジンの歌」は福島の地元アイドル「餃子っ娘ジュニア&ひとくち餃子」に提供され、CMソングにも起用されている。また、自ら撮影した動画や写真は石井朗の名前で彩玉プロダクツへ提供している。

音楽の都を目指して~ツニーミュージックの西遊記① 万馬研太朗

 その夜、私はワクワクして眠りについたので、夢を見ていました。これは夢だと知りつつ、楽しい夢の続きを追いかけていたのです。夢追い人っていう感じで。
 夢の主役は歌手の「しなの君子」さん。役どころは、西遊記夏目雅子さんがふんする三蔵法師です。孫悟空の役は、黄色いキント雲みたいな黄色い車(N-BOX)に乗っている編曲者兼マネージャーの石井務さん。作詞作曲者の私は一番背が高いので沙悟浄の役で、緑色のジャケットで決めて(?)います。もう一人、埼玉のツ兄さんは腹が出ているので猪八戒の役ですが、昨夜の安宿の飲み食い放題コースでキャパオーバー。今日は宿で寝ているそうです。
 私たち「ツニーミュージック」の4人は遥か遠くの西の国、音楽の都を目指して旅をしています。その春にたまたま通りかかった三春という町には「滝桜」という樹齢千年の有名な桜(日本三大桜)があるのです。その桜の下で、私が作詞作曲した『滝桜』という曲を歌おうという事になったのです。
 いわゆる「ゲリラライブ」を敢行しようという事になったのですが、気が弱い私は何日か前に町長さんに訊いてみたのです。「あの~、滝桜の下で『滝桜』という曲を歌わせてほしいのですが~」前の年に、長野県の小さな公民館での公演のために作った2種の「のぼり旗」と、売れ残ったCDを提出。ツ兄さんデザイン「のぼり旗」は、ローカル演歌歌手より強力なキャンペーングッズですよ~!
 すると、観光課長さんが「ダメです。」「滝桜のところでは、どんな有名な歌手でもお断りです!ゲリラライブなんてしたらすぐ捕まりますよ。」厳しいお言葉でした。「そうでしたら、その~町のイベントとか広場とかで歌わせていただける所はないでしょうか?」そしたら、その課長さんは、ふる里の三春町を愛する優しい人でして、ある人に相談してくれたのです。
 そして、「三春さくら歌謡祭」の主催者の佐久間さんにお願いしましたところ、そのステージで歌わせて頂ける事になったのです。1曲3分との事でしたが、何とか2曲を!『滝桜』と『花筏ハナイカダ』で何とか10分下さい。前座という事でよろしくお願いします!
 第10回「三春さくら歌謡祭」主演は原田悠里さん、瀬口侑希さん、みはる夢音頭の泰楽五郎さんなどなど、すばらしいステージです。そのステージでツニーュージックの歌手「しなの君子」さんが『滝桜』を歌うのです。まるで夢のようですが、これは夢じゃない本当の事だ!と、夢の中で沙悟浄が緑色のジャケットの襟を正したら、朝です。目が覚めました。
さあ、三春行きの電車に乗りましょう。三春駅に黄色いキント雲に(車ですが)しなの君子さんを乗せた石井務さんが着くまでに間に合うでしょうか。
感動のステージ編に続く。

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プロフィール

万馬研太朗福島県在住。多くの作品は福島や二本松を題材にして、演歌・歌謡曲・POPSの作詞・作曲を行っている。コミックソングも得意分野。演歌でも歌謡曲でもない、新しくもなく古くもない中間的なジャンルを提唱しており、中間歌謡曲と位置づけしている。すでに60作品以上YouTubeニコニコ動画で配信されているが、代表作は「滝桜」「花筏ハナイカダ」「黄昏のダンディ」「十三歳のサムライ」など。「イカニンジンの歌」は福島の地元アイドル「餃子っ娘ジュニア&ひとくち餃子」に提供され、CMソングにも起用されている。また、自ら撮影した動画や写真は石井朗の名前で彩玉プロダクツへ提供している。

しみしみしみ凍み豆腐 制作秘話④ 動画撮影編

何であの時!?
 2019年も、もうすぐ終わりです。独り暮らしの年末は淋しいので、同じく独りの埼玉ツ兄さんが帰省して、一緒に年越しをする事になっています。
 昨年(‘18年)の暮れは50~60のセンチのドカ雪で、もう~、パニック状態。というのも、家までの私道は30メートルぐらいの坂道。雪かきをしないとツ兄さんの車が登って来られません。雪が10センチや20センチ積もったところで、雪かきなどしたことのない私です。大ピ~ンチ!
 なぜか?その年の夏の暑い暑い日に、普段は話した事もない隣の家(坂の下)の爺さんが、私を呼び止めたのです。「これ、持ってけ。」指差す先には真っ赤な大きい『スノーダンプ』が。「いえ、けっこうです。」「いいから、持ってけ。」夏の庭先で汗をふきふき。「絶対こんなに雪降りませんから。」「いいから、持ってけって言ってんだ!。」それ以上拒否して険悪な関係になると困るので、「ありがとうございます。」しぶしぶ頂いて庭の隅に放っておきました。
 爺さんは、カマキリの卵が超高い所に産み付けられたのを見つけたのでしょうか。(夏には産みません→秋です。)それとも何か、生前の形見分けでもしようとしたのでしょうか。その冬はちょっと心配でしたが、春も元気で畑仕事をしていましたので、そうではなかったようです。
 突然のドカ雪に腰ぬかしつつも、すぐに「あっ、あのスノーダンプが!」それはそれは大活躍です。ブスッと雪に突っ込んで右に左に掻き分ければすぐに終わるかと思いきやぁ……1時間近くかかりましたあぁ~。
 あの時このスノーダンプをもらわなければ、「何であの時!」と思った事でしょう。今回の凍み豆腐の動画撮影ではこの「何であの時!」が何度もおこってしまうのです。
男二人の年越しは、紅白歌合戦を見たり見なかったり。焼酎は「芋」だの、ビールは「神泡」だとこだわるツ兄さんに対して、飲めるものなら何でもいいのかなと思う私。これって,A型のツ兄さんとB型の私、血液型占いって本当かい?
 そういえばキャンプで、計量カップで計って料理するA型ツ兄さんに対してアバウトで調味料を投入する私はB型ですね。一度、それが原因で大げんかした事があったね。(笑い)年越し蕎麦は、二本松の郷土料理「ざくざく汁」で食いたいと言うツ兄さんに賛成。私がアバウトの味付けで作ります。(文句言うなよ!。)残った汁で、明日の元日にモチ入れて雑煮食えば最高の正月だね。
【何であの時!その1】
 どうしてここで、「しみしみしみ凍み豆腐」の2番の歌詞の「お鍋の中にも見つけたなら」に使うために「凍み豆腐の鍋」を作らなかったのでしょうか。まったく呑気に酒盛りは続きます。
 元日はだら~と起きて、年賀状は来たかい?2日はもう一人の弟家族と二本松神社で初詣。3日は何していたっけ、あ、リサイクルショップとか行ったっけ。そして4日、凍み豆腐動画の立子山のロケハン。
【何であの時!その2】
これが ロケハンじゃなくてロケすれば良かったのですが、考えが甘かったのです。立子山へ行けば、凍み豆腐を干している所があちこちにあると思ったのです。今では天日干しをしているところは3~4軒しかないそうです。福島民報に出ていた会社の電話番号をナビに入れれば、そこに辿りついていたはずなのですが。残念。
 それでも、1軒の凍み豆腐屋さんの近くで「朝河貫一博士」が子供の頃に落書きをした壁が残っているという「天正寺」という立て看板を発見。そこから立子山小学校の前の案内板を見て行ってみました。ここから世界に旅立ってエール大学の教授になったのかと思うと感慨深い風景でした。
 そろそろ腹も減ったので、飯食ってから松川の叔父さんちにご年始に行くかい。そしたら、「道の駅安達智恵子の里」でカツ丼食いたいね。
【何であの時!その3】
 その凍み豆腐屋さんの凍み豆腐が、ここの「道の駅」で売っていたのです。気付いていれば売場の動画がここで撮れたのに、どうして気が付かなかったのでしょうか。撮れ高はもう、ほぼゼロだね。ツ兄さん、あとは独りで頑張ります。どうもありがとう。
【何であの時!その4】
 その後に行った叔父さんちでは何を話したんだろう。今、行ってきたばかりの立子山(凍み豆腐)の話は、なぜか話さなかったのです。あの時、話をしてれば、トントンと撮影は進んだはずなのです。
 2月になって焦り始めた頃に、叔父さんに電話すると、凍み豆腐を生産していた人を知っているというのです。昔、川俣の工場に通っていた頃、実家で凍み豆腐を作っている社員が3~4人いたはずだというのです。家も大体の見当がつくので、案内してくれるというのです。ラッキー。
【何であの時!その5】
 それじゃ、撮影終わったら「鍋」やりましょう。お礼に食材は全部私が買いますから。この時に2番の歌詞「お鍋の中にも見つけたなら」の「凍み豆腐」を何で買わなかったのでしょう。「お~い、鍋が出来たぞ」叔父さんが運んできた鍋のフタを開ければ!なんと!凍み豆腐がきちんと並んで煮えているではありませんか。美味そう。すぐに食いたいヨダレを垂らさないように撮影。撮影しないうちに食ってはいけません。
【何であの時!その6】
 叔父さんが何軒か知ってると言って案内してくれた「凍み豆腐屋」さんは、なんと1軒目から福島民報新聞に載っていた「凍み豆腐屋さん」でした。凄い!こんな事あるの?
 正月に、切り抜いた新聞記事がどっかへ行っちゃって見つからなかったんです。あの時、ナビに入れていれば…。まっいいか、楽しい事いっぱいあったから。これってやっぱB型か?
 後は、A型のツ兄さん動画をきっちりと、よろしくお願い致します。
(やっと終わり。)

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しみしみしみ凍み豆腐 歌詞
きれいな星空 ひゅうひゅう北風
遊び疲れた子どもたちが シモヤケになりそうな夜
寒いわ 寒いわ どんどん凍らせて
夜が明けたら生まれ変わるの 私たち
しみしみしみ 凍み豆腐 しみしみしみ 凍み豆腐
しみしみしみ 凍み豆腐 しみしみしみ 凍み豆腐
いい味出します ふる里の味 
幸せにじませて
福島からあなたへ お届けします

あつあつ味噌汁 ふうふう食べてね
お鍋の中にも見つけたなら みんなに教えてあげてね
いろんな料理に どんどん使ってね
おいしいと言われたら嬉しいです 私たち
しみしみしみ 凍み豆腐 しみしみしみ 凍み豆腐
しみしみしみ 凍み豆腐 しみしみしみ 凍み豆腐
なつかしい味です おふくろの味
やさしさに包んで
立子山から世界中 飛んで行きます
(しみしみしみ~ 凍み豆腐~)
いい味出します ふる里の味 
幸せにじませて
福島からあなたへ お届けします
立子山から世界中 飛んで行きます


プロフィール
万馬研太朗福島県在住。多くの作品は福島や二本松を題材にして、演歌・歌謡曲・POPSの作詞・作曲を行っている。コミックソングも得意分野。演歌でも歌謡曲でもない、新しくもなく古くもない中間的なジャンルを提唱しており、中間歌謡曲と位置づけしている。すでに60作品以上YouTubeニコニコ動画で配信されているが、代表作は「滝桜」「花筏ハナイカダ」「黄昏のダンディ」「十三歳のサムライ」など。「イカニンジンの歌」は福島の地元アイドル「餃子っ娘ジュニア&ひとくち餃子」に提供され、CMソングにも起用されている。また、自ら撮影した動画や写真は石井朗の名前で彩玉プロダクツへ提供している。

 

しみしみしみ凍み豆腐 制作秘話③ 怒涛の編曲編

編曲って、歌いやすくすること?

 行きつけのスナックの宮子さんによると、「編曲って、曲を作り直して歌いやすくする仕事でしょ。」と思っていたそうです。そこで、よ~く説明すると、「そっか~、カラオケまで作るのね。」カラオケの「オケ」はオーケストラの事ですから「全部の楽器の♪音符作るのってベートーベンみたいね。かっこいいね。」と納得してくれました。カラオケを歌っていても、編曲の意味を知らない人が多いですね。「そんな事、考えた事な~い!」ようです。
 ところが!今回の編曲は、まさに『曲を作り直す大事件』です。いつも石井務さんの編曲はとてもステキなものばかりで、まずはイントロからしびれます。「黄昏のダンディ」のホルン。もう、出だしから楽器のチョイスがピッタリはまります。「君と僕のコンチェルト」の壮大なオーケストラとストリングス。「十三歳のサムライ」のNHK大河ドラマ風のイントロ。「荒川線」のホンワリ楽器は何だろ?そして「待ち人来たらず」の和風テースト。もう数えきれない感動の連続で感謝しきれない毎日です。
 それがどうして!4拍子の曲が3拍子になるのでしょうか?これじゃ、スナックの宮子さんが言う「編曲→曲を作り直して歌いやすくする」じゃないですか。4拍子の曲を3拍子へ変えるのは、それはそれは大工事ですね。しかも突貫工事じゃ~い。その作戦会議は文明の利器とスカイプを使って。モニターで譜面を見ながらあれやこれやと。
 まずは「しみしみしみしみ」4回が「凍み豆腐」にくっつくと5回の「しみ」になるので、くどいのではいなかと。これを「しみしみしみ」の3回にしたらどうかという事に。なるほど、そうですね。すっきりしますね。その前の「きれいな ほしぞら」の4拍子が「きーれ いーな ほーし ぞーら」の3拍子になります。なーるほど、いいですねー。
 でも、歌詞の符割りが何かしっくりきませ~ん。(焦る)吉田拓郎先生の譜割りに比べたら幼稚園生の音楽みたいかも知れませんが、こういう時は、ちょっと時間を下さいませ。ピッタリはまるまで頑張りますので。ズンチャッチャ ズンチャッチャとアップテンポの3拍子をギターで弾いて歌います。何度も何度も歌います。
知っている人にも、知らない人にも見られたらアホかと思うくらい歌い込みます。10年ぐらい前、ヒマな時にこれをやっていたら、別れた元妻に見つかってしまい「アホか!」と言われました。(悲しい)しかも、「楽譜が読めないあなたがどうして作曲なんかできるの~?読めないものが書ける訳ないでしょう。」だって。うっふっふ。(明智君、私の勝ちだ。)この秘密の○○○は、またの機会に書いてみたいと思います。
 歌詞を読むとメロディーが浮かんできたという天才作曲家(古関裕而先生、NHK朝ドラ「エール」放送中)とはまるで違う作り方です。努力は天才に勝る、訳ないですけど、1ミリでも近づけるように、のろまなカメのように頑張る万馬研太朗です
 そして夜も更け、朝が来るまでなんて事になっても楽しいですね。この苦しい時間が楽しいんですね。「出来ました!」務さんのOKが出れば、ボーカロイドのココネで歌を入れて頂いて、いい感じで完成。「しみしみしみ」やったね!
 さあ、2019年も終わりそうです。12月26日の福島民報新聞には「凍み豆腐作り始まる」の記事。動画の撮影をしなければなりません。その事を動画師の彩玉ツ兄さんに伝えると、「1番、2番じゃ、ちょっと音源の尺が足りないんじゃないかい?」との返信。3分ぐらいあったほうがいいんじゃないか、と務さんに相談すれば、動画撮影が終わるころまで仕上げて頂く事になりました。
 私としては、サビの「しみしみしみ」を最後にもう1回繰り返せばすぐにアップすると思っていたのですが、なかなか出来上がってきません。「きっと、いろいろ忙しいのかな」と思っていたら、何と!サックスブイブイの間奏を新しく創ってくれて、「し~みしみしみ~」とコーラス風にして頂きました。「嬉しいです!」そして最後に「立子山から世界中」と決めて頂きました。さすがに全体の構成まで考えて頂きまして、ありがとうございます。立子山ロケ頑張らなければなりません。それ!行くぞー。寒くなれ~い。(撮影編に続く。)

石井務さん~談話

 そうですね。「イカニンジンの歌」が4+2の6拍子だったので、その後継曲ということで3拍子系のほうが軽やかに踊れそうでいいかなと思いました。そして、3拍子にするならスイングで、スイングといえばサックスを、みたいなイメージですか。間奏は急に作るよう言われたのですが、「イカニンジンの歌」の間奏「イカ ニン ジン ジン イカ ニン ジ」みたいに、何か遊べないかと思い、構想を練りましたね。うまくいきました、私が一番気に入っている部分です。

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しみしみしみ凍み豆腐 歌詞
きれいな星空 ひゅうひゅう北風
遊び疲れた子どもたちが シモヤケになりそうな夜
寒いわ 寒いわ どんどん凍らせて
夜が明けたら生まれ変わるの 私たち
しみしみしみ 凍み豆腐 しみしみしみ 凍み豆腐
しみしみしみ 凍み豆腐 しみしみしみ 凍み豆腐
いい味出します ふる里の味 
幸せにじませて
福島からあなたへ お届けします

あつあつ味噌汁 ふうふう食べてね
お鍋の中にも見つけたなら みんなに教えてあげてね
いろんな料理に どんどん使ってね
おいしいと言われたら嬉しいです 私たち
しみしみしみ 凍み豆腐 しみしみしみ 凍み豆腐
しみしみしみ 凍み豆腐 しみしみしみ 凍み豆腐
なつかしい味です おふくろの味
やさしさに包んで
立子山から世界中 飛んで行きます
(しみしみしみ~ 凍み豆腐~)
いい味出します ふる里の味 
幸せにじませて
福島からあなたへ お届けします
立子山から世界中 飛んで行きます
プロフィール
万馬研太朗福島県在住。多くの作品は福島や二本松を題材にして、演歌・歌謡曲・POPSの作詞・作曲を行っている。コミックソングも得意分野。演歌でも歌謡曲でもない、新しくもなく古くもない中間的なジャンルを提唱しており、中間歌謡曲と位置づけしている。すでに60作品以上YouTubeニコニコ動画で配信されているが、代表作は「滝桜」「花筏ハナイカダ」「黄昏のダンディ」「十三歳のサムライ」など。「イカニンジンの歌」は福島の地元アイドル「餃子っ娘ジュニア&ひとくち餃子」に提供され、CMソングにも起用されている。また、自ら撮影した動画や写真は石井朗の名前で彩玉プロダクツへ提供している。