松島にて～制作秘話（ライブ編）
「松島にて」をいただいて しなの君子
松島の歌のお話をいただいた時は、まず私の新婚旅行の思い出のある場所だから、ぜひ歌ってみたいと思いました。当時はまだ外国旅行の時代ではなかったので車を知人に借りての旅でした。遊覧船にも乗り、腰の下まで伸びていた髪を風になびかせながら、記念写真を撮ってもらったり、宿でのお刺身がおいしかったりした事が忘れられません。春だったので、桜がきれいでした。今度はもう一度、秋に行ってみたいです。遊覧船に乗って船の尾波をずっと見つめていろんなもの思いにふけっていた記憶があります。あぁ松島や、松島やの句のごとく、松島の素晴らしい景色に感動しながらの旅でした。あの頃は残念ながら、カモメにエサやりはありませんでした。あれからもう47年も経ちましたがもう一度、松島へ行ってみたいです。思い出をたどりながら、若かりしあの頃に戻って。
2017年のライブでは、11月12日の朝９時頃穂の香ホールに到着した時、すでにカメラマン（ツ兄さんたち）は待っててくれました。松島にての歌詞が秋なので、実は、ヒョウ柄のミニドレスで歌いたかったのですが、マネージャーさん（石井さん）よりダメ出しされ、急遽、紫のミニドレスに変更したところ、右側の上げが取れてしまって、左右がビッコになってしまったのです。もう出番で直してもいられず、気にしながらも松島にての前奏にあわせて、スマイルでステージへ向かいました。ワンコーラスはなんとかクリアー！。ツーコーラスは 「離さない」あれ？「離れない？」。映像を見ればいいのに。結局、間違えてしまいました。さあ、それからは、緊張、息は途切れ、がらがら声が出るわで、失敗ステージとなってしまって、ツニーグループの皆さんに大変申し訳なく思っています。歌詞の中に、「もう離れない」、「もう離さない」とあるので、この詩の中で「彼女は彼に逃げられるな」と直感したので、「行かないで！」を演出してみました。
これからは間違えぬよう、がらがら声が出ぬよう祈り、機会があればまたステージで頑張ります！。
プロフィール
しなの君子（植松君子）：長野県在住。作詞・作曲をはじめ、しなの君子の名前で幅広くボランティアの音楽活動をしている。主な作品は、「佐久市立野沢小学校校歌」「聖愛保育園園歌」「佐久市立東保育園園歌」「よい子に贈るよい子の歌集」。「軽井沢物語」は代表作。未発表作品は「信濃路歌集」「友に贈る歌集」など。ツニーミュージックの歌姫として2016年より共に活動しているが、その歌唱力は、2005年NHKBSカラオケ塾オーディションにて、弦哲也より特別賞受賞のお墨付き。
松島にて 歌詞
秋晴れの天気予報が 見事に外れた朝
小雨に煙る松島海岸 桟橋辺り
小高い駅から見下ろす 駐車場横切って
あなたは小走り 私に手を振りながら
傘は一つのほうが 恋人らしいわね
コンビニで買いましょう ちょっと大きいほうを
今日松島で 約束しましょうか
もう離れない もう離れない もう離れない
午後からは雨が上がって 波が眩しい海
遊覧船に乗れば 美しい島めぐり
カモメにエサやる私は 怖がってるのに
あなたは笑って見ている 楽しそうに
瑞巌寺に続く小径で 秋を感じたら
二人とも立ち止まり 見つめ合ってしまう
今日松島で 約束しましょうか
もう離さない もう離さない もう離さない
今日松島で 約束しましょうか
もう離さない もう離さない もう離さない
もう離さない もう離さない もう離さない
