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おっとり刀で駆けつけないと、チャンバラは終わっちゃう

「奥岳~本当の空の下で」撮影秘話 万馬研太朗
 「奥岳~本当の空の下で」(実写版)ついに完成いたしました。一昨年から撮る予定でしたが、休日の天気に恵まれず断念。昨年は素晴らしい編曲をしてくれた石井務さんが、ぜひ現地を見たいという事で天気の良くない中をロープウェイで薬師岳へ。二人でロケハンしながら、来年こそ絶対撮る事を約束して、やっと三年越しの夢が叶いました。
 10日7日(土)台風一過の晴天を期待していたのですが、いや~風が強い。それでも、登山経験豊富で写真大好きの叔父さんと行ってみようという事になって、奥岳の登山口へ。うわ~~、凄い風だ。もちろんロープウェイは運転ストップ。チケット売り場の手持ち無沙汰のお兄さんにきいてみたら、「これでも風はおさまったほうです。朝はもっと凄かったですよ」あ~、もうダメですね。紅葉はどうですかときくと、「山頂付近は今が最高です!」と言ってスマホで、素晴らしくきれいな画を見せてくれました。そして「明日は天気も最高ですよ!」と言うではありませんか。
 叔父さんは明日の午前中は用事があるから、午後からまた来てもいいと言うのです。それじゃそうしましょうか。と決まれば腹減ったという事で、岳温泉名物の成駒の「ソースカツ丼」食って帰りましょう。いや~このソースカツ丼ボリュームたっぷり。丼のフタからこんなにはみ出してるぞい。しかも美味い美味い。う~腹いっぱいになったら、叔父さんは店内販売中の一袋10本200円の胡瓜をお買い上げして、満足満足。
 その夜、埼玉のツ兄さんと今日の話をしているうちに、明日の午後からなんて言っていないで、朝から行ったほうがいいんでないかいという話に。「そだねー」そう言われると。おっとり刀で駆けつけないとチャンバラ終わっちゃった~みたいになって、仇討ちはまた来年になってしまうでござる。そんな事を考えていたら眠れないわい。よし!明日は朝から行くぞ。と決めたらぐっすり眠れました。眠ったと思ったらすぐに目覚まし時計は2個ほぼ同時に。よし行くぞ。叔父さん裏切ってごめんなさい。
 ま、叔父さんには昼頃に電話するとして、岳温泉から奥岳への道は大渋滞。すごい車だ。やっとこすっとこ奥岳に着けば、ロープウェイ乗り場もすごい行列だ。こりゃあダメだ。行列大嫌いの私は、ぼ~としていると「ぼーっと生きてんじゃねぇよ!」という声がきこえたような気がしたので、遊歩道のほうへ。何か撮影しなくっちゃ。「魚止め滝」など撮りながら1時間くらい。ここは昨日叔父さんに案内してもらったので余裕余裕。戻り路はすれ違う人に尋ねられれば説明などしながら、ロープウェイ乗り場へ戻ります。
 ロープウェイは混んでれいば4~5人乗りなのですが、ラッキー、本格登山スタイルの方と2人乗りに。これがまたいい人で、「こっちから撮るといいですよ」とか、「あそこ紅葉すごいよ」とか教えてくれて、まさに、旅は道づれ世は情けではありませんか。その方は独りで山頂まで。私は薬師岳まで。そしてその方が言いました。「安達太良山は東向きだから、写真撮るなら午前中の山だね。」いろいろアドバイスありがとうございました!と言ってロープウェイから降りて別れたのですが、確かにその通りでした。午後からは逆光気味でホヤホヤにしか写りませんね。しかもその日は昼前から雲がかかって来て、午後からは完全アウトでした。おっとり刀で駆けつけて、チャンバラして、三年越しの仇討ちを果たした万馬研太朗でした。

プロフィール
万馬研太朗福島県在住。多くの作品は福島や二本松を題材にして、演歌・歌謡曲・POPSの作詞・作曲を行っている。コミックソングも得意分野。演歌でも歌謡曲でもない、新しくもなく古くもない中間的なジャンルを提唱しており、中間歌謡曲と位置づけしている。すでに60作品以上YouTubeニコニコ動画で配信されているが、代表作は「滝桜」「花筏ハナイカダ」「黄昏のダンディ」「十三歳のサムライ」など。「イカニンジンの歌」は福島の地元アイドル「餃子っ娘ジュニア&ひとくち餃子」に提供され、CMソングにも起用されている。また、自ら撮影した動画や写真は石井朗の名前で彩玉プロダクツへ提供している。

 

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奥岳 歌詞
まるでセザンヌゴッホの 印象派の画家のパレット
赤 緑 黄色 オレンジ 青い空
奥岳の中を二人の ロープウェイが登ってく
ドキ ドキ 心が躍る 秋が燃えている
僕たちは何を求めて 生きて来たんだろう
その答えらしきものが 感じられるよ
雲の下に 山が見える 川が見える 町が見える
薬師岳から僕たちの ステージが見える

本当の空がこんなに 美しいと知った時に
なぜだろう 涙あふれてしまいそう
安達太良山に二人の 願いをかけてみたなら
キラ キラ 君の笑顔が 秋に輝いて
僕たちはどこへ向かって 歩き出すんだろう
幸せというものが 見えてきそうだ
雲の下に 山が見える 川が見える 町が見える
薬師岳から僕たちの ステージが見える

雲の下に 山が見える 川が見える 町が見える
薬師岳から僕たちの ステージが見える
薬師岳から僕たちの